川柳archive2013

2013.11

原田 茂
秘密
憲法は 死んだの? それも秘密?
重要な 秘密は他国へ 民でなく
沖縄も 脱原発も 有害活動?
自由吟
民は棄て 国土は汚し トップセールス
いつの間に 主としもべが 入れ替わり
子や孫の 未来を覆う 黒い影

勢子船
秘密
国家という犯罪組織の秘密保護
戦争の準備知ること罪とする
売国の密約暴き国賊に
自由吟
偽メニュウアベノミクスが総本店
選挙では国民欺く偽メニュウ
天皇の利用を責めて再利用

ぶちの駄馬
秘密
正直でくわしい事を話せない
掌をいつも結んで秘密主義
手帳忘れ個人情報散っていく
自由吟
托卵のじじばばに孫育てさす
検査結果ぼんやり見えた終末期
空想と遊ぶ夜長の独り酒

かぜはやて
秘密
秘密なぞ匂いでわかる妻エライ
むき出しの貯蔵プール内緒です
三人でもんじゅも秘密も守ります
自由吟
原発は利権がアクセル暴走車
原発の死の商人腰軽く
この世には未練はないぞ原発禍

奥徒
秘密
開かずの間恥と悪事を放りこみ
新名所霞ヶ関に秘宝館
密約を知らぬは主権者ばかりなり
自由吟
台風も悪くはないと汚染水
人買いのヤクザ稼業が闊歩する
身も凍る北の鉄路のすきま風

エチゼンクラゲ
秘密
宰相のおなかの秘密保全法
抗しよう全て秘密になる前に
米国に秘密筒抜け日本国
自由吟
フクイチと東京五輪おもてなし
誤表示が日替わりメニューレストラン
悪法が次々通過永田ムラ

なずな
秘密
パンドラの箱を無限に用意する
もの言えば十年覚悟秘密法
戦争はウソとペテンとヒミツから
自由吟
原発に限って言えば正論だ
暗闇で国定教科書待ち受ける
道徳が修身になる日も近い

斗周
秘密
漏れ防ぐ努力ここにも無駄なカネ
漏れるのを放射能より恐れてる
不祥事がドヤ顔をする秘密法
自由吟
参院に落とす品位のあればこそ
「しまった」でUFOキャッチャー国を消す
あの騒ぎオレのせいかと海老が訊き

一志
秘密
エロ本と日記しかないわが秘密
大ウソの国に必須の秘密法
妻知らぬ秘密グーグル知っている
自由吟
秋飛ばし極寒来たる日本国
それ読むな朕より偉い侍従長
金曜デモ自民内部に亀裂よび

笑い茸
秘密
有害と逮捕されそう憲法も
キーボード叩く指には見えぬ網
議事堂も迷彩色に塗りたがり
自由吟
フクシマの作業員には叙勲無し
水面下ゆらゆら嗤う黙示録
手があれば目はお飾りの審査員

乱鬼龍
秘密
盗聴が国家機密を嘲笑い
権力は腐り秘密の山多弁
秘密から視えるこの世の嘘と実
自由吟
食材偽装食えない政治こそ偽装
燃料棒天に尖っている憤怒
本震が来るかと地震たてつづく

わかち愛
秘密
秘密法怖いものには蓋をする
撃て秘密法石棺にしてかえし
自由吟
世直しへそれでも生きる覚悟決め

白眞弓
秘密
檻の外三猿ばかり溢れてる
保護法でスパイ映画に閑古鳥
議事録は黒い紙にとることに
自由吟
新米の湯気から浮かぶ汗のたま
母の数珠手にかけ抹香捧げ持つ
母のごと法事仕切りをしたい甥


2013.10

エチゼンクラゲ

富士山は世界遺産で大ハシャギ
除染され安達太良山が泣いている
マンションで富士山見える場所が減り
自由吟
TPP総理のおなかゲーリーP
フクイチと総理の腹の汚染水
認知症本人認知できません

勢子船

脱デフレ山師群がる兜町
汚染土の山影写す汚染水
山積みの古本悲しゴミ屋敷
自由吟
解雇自由積極的な雇用と云う
消費税五輪で酔わせ呑み込ます
福祉切りオリンパラリン繋いでる

ぶちの駄馬

トロッコを降りて紅葉の上歩く
トンネルの隙間に景色リニア線
自分史の山場錦に飾り付け
自由吟
超えたのは亡き父の歳母の歳
この椅子と相性合わぬ尾てい骨
病院へ生きる希望と死ぬ覚悟

奥徒

山と積む瓦礫に花は咲かぬまま
実は嘆く根も葉も泣ける山の幸
幸いは山のあなたでぶち壊し
自由吟
主権者が国と企業に虐められ
カラ景気果ては首切り番外地
法律で隠すしかないウソの数

斗周

アルプスはやっぱり高いものと知り
その昔山動かした歴史あり
今こそが山を動かす刻ならん
自由吟
より高く記録を目指す汚染水
未曽有(みぞゆう)も国家機密の保全法
羊頭にパラリンピック掲げ持ち

一志

左翼辞書山場決戦正念場
山壊しコンクリートでおもてなし
ニッポンの愚公目覚めよ山移せ
自由吟
悪い奴土下座するのはドラマだけ
大ウソをしっかりガード秘密法
蔑んだ国に近づくわが日本

白眞弓

汚染地図山河を越えて倫理まで
ヤマ越えたあとは谷底まっしぐら
慈悲深くお酒はダメと山の神
自由吟
ひと鎌に八十八手の思い入れ
崖っぷち次の一歩はどちら向き
胸の穴吹き抜ける風ヒューヒューと

なずな

山荒れて田中正造よみがえる
棄てられて福島の山眠れない
アルプスの背骨砕いて走らせる
自由吟
慰安婦を泣かせ女性を支援する
トモダチのためだ地球の裏までも
政治家の必読図書にアンパンマン

草虫

海嶺にセシウムの雪降り積もり
汚染して山ふところより追い出され
自由吟
千年の汚れちまった悲しみに
三代の呪いは解かぬ事故責任
責任者そして誰も居なくなった

笑い茸

フクシマの山も見えずに国浮かれ
アルプスの清き流れにゴムパット
カタログを抜け出たような山ガール
自由吟
アベコベな積極的な平和主義
この医者もおれを診ないで画面診る
ニッポンの異常気象は脳天気

乱鬼龍

錦秋の山また山のシーベルト
怖るべき秘密の山の秘密法
世直しの課題山また山とあり
自由吟
消費税軍費調達とは言わず
悪政はみんな秘密の秘密法
気がつけば日本という土石流

やせ蛙

チベットは山ひとつひとつに神がいる
富士だけがほこれるものよオリンピック
自由吟
弱虫のくせに世界にホラをふき
汚染水汚染のさかなおもてなし

わかち愛

炊き出しの山盛りごはん明日はない
山姥のデモ隊来れば湧きあがり
自由吟
気まぐれの台風進路変えてくる
台風が楽しみごとを追い流し
やっぱりねだから川柳売れるかも


2013.09

奥徒

松茸や栗にしみ入る嘆き声
穢された紅葉の下で鹿が泣く
東電は小さい秋も奪い去り
自由吟
新しく五輪種目にウソ比べ
プレゼンの手口ヒトラーから学び
七年後ウソと利権の輪が集う

ぶちの駄馬

マロンケーキおしゃべりも添え皿の上
終活を楽しんでいる秋夜長
秋の空こわばってきて大嵐
自由吟
ウィットで四角四面を丸く生き
歳を聞く嘘かも知れず干支も聞く
安っぽいドラマに日々を癒される

草虫

秋祭り 子等の声の 帰り待つ
運動会 五輪旗加わり 空気冷え
秋の野の 鳥花草虫 CsCs
自由吟
汚染水福島ブロックコントロール
笛吹けど人等踊らず五輪音頭
Cs降って帰る墓標を見失う

斗周

何万葉落ちよが天下の秋知らず
ヰ゛オロンも溜息をつく国の策
彼岸花期日違えず咲く律儀
自由吟
コントロールしっかり米にされている
安全な首都から二百五十キロ
福島棄てトルコ差別し得た五輪

一志

秋刀魚みて産地調べるクセがつき
秋味のビールがうまいデモのあと
春闘に秋闘もした最盛期
自由吟
五輪来て対策すすむ汚染水
大ウソと死刑はいつも閉会中
民の声ブロックします秘密法

なずな

新米を待って米櫃減るがまま
宰相の嘘で天下の秋を知る
子どもよりジジババ多い運動会
自由吟
ブロックをしたいあなたの舌の先
状況はコントロール下マスメディア
オリンピック決まり執行法務相

エチゼンクラゲ

秋に原発稼働またゼロへ
秋萌ゆる栃木日光いろは坂
人の影サーファーのみの秋の海
自由吟
安倍総理おなかの中はゲリンピク
日本とシリアのトップ相似形
おもてなし五輪招致の顔と顔

乱鬼龍

原発ゼロ天王山としての秋
この国はすでに戦時下秋深かむ
クライシス智の力こそ秋が問う
自由吟
汚染水東電にこそ流れこめ
気がつけば日本という廃棄物
みんなではないとみんなの党を抜け

わかち愛

秋刀魚なくマイワシ獲れて漁師の泣く
収穫の喜びあれば捨てる秋
自由吟
五輪のわ裏でたくらむ軍事の輪

白眞弓

手刈り田のハセの稲穂が胸を張る
コンバイン打ち捨て置かる錆カマよ
2年半崩れた墓におはぎあり
自由吟
タンクにもおむつを当てて進ぜよう
束の間をつなぎ続けて原発ゼロ
除染土を門(かど)に積み上げウツクシマ

笑い茸

三度目の秋もチリチリ鳴きやまぬ
天高く五臓六腑の無味無臭
百の秋一歩後退二歩前進
自由吟
ストレート水割りロック汚染水
タイベック着けて五輪の新種目
水芸も国の公約おもてなし


2013.08

ぶちの駄馬
太陽
今日も元気太陽はしゃぐ朝になる
朝の光かけがいのない贈り物
太陽のいつまで戦させますか
自由吟
手ぶれするレンズに歳が写り込む
入れ替えた心へ酒のねじ回し
目を病んで景色まぶたに置いてある

一志
太陽
太陽があるからいらぬ原子力
太陽に聞いてみたいな半減期
地球だけ軌道はずれる太陽系
自由吟
標的の村が日本のウソ暴く
九条が嫌なら出てけ在特会
海水浴ビキニが消えて防護服

ひらめ
太陽
太陽が俺をアスファルトにプレスする
自由吟
ペットボトル片手に生き延びている

奥徒
太陽
ご来光仰ぎ暮らしに陽は差さず
日の出ずる国が世界を暗くする
旭日旗振って四方を逆なでし
自由吟
そう言えば顔も似てきた右大臣
戦争も解釈次第あの手口
漏れ出して止まらぬウソと汚染水

エチゼンクラゲ
太陽
太陽が渇水招く眩しさよ
放射能太陽共に降り注ぐ
太陽の季節が終わる時期になり
自由吟
安倍総理ゴルフ三昧父に似る
汚染水貯水漕からまた漏れる
花火事故次々起こる夏休み

なずな
太陽
お天道様に顔向けできぬ過去ばかり
日出る国の暗黒侵略史
旭日旗今も戴く新聞社
自由吟
余の辞書に反省謝罪の文字はなし
手口という言葉が似合うカポネ帽
サッカーで歴史認識おしえられ

乱鬼龍
太陽
太陽が地球見限るかも知れず
太陽のかけらのような星でもめ
太陽の恵み忘れて原子力
自由吟
汚染水無限地獄へ漏れてゆく
汚染水子々孫々へ漏れつづけ
静けさのそこにベクレルシーベルト

白眞弓
太陽
被災の子迎えて腕(かいな)小麦色
毅と立つ真夏の草木私怨なし
岩戸にでも隠れて欲しい今朝の空
自由吟
自民世の闇引き裂くか赤き旗
良書だと証明されたゲンの幽閉
我ら棄民谷中沖縄浪江町

斗周
太陽
電気足りて太陽遠慮なく燃える
日出ずる国昔はよかったと太子
お天道に顔向けできぬ人ばかり
自由吟
再稼働ムラじゃ猛暑を祈願する
暴力に屈するふりで要請し
真実は閉架の奥にひた隠す

笑い茸
太陽
反省のない日の丸で行くアジア
隣人に日の丸が群れ死ねと吠え
自由吟
原発を持たせ一億総玉砕
首に刃をあてられ仕事する派遣
汚染水漏れて工程表溺死


2013.07

囲真人
民主党
党名に自由を足したい大増税
弾みつき言ってみただけマニフェスト
壊し屋の餌食になり果て舞台去る
自由吟
年間の被曝計算孫速く
お偉方想定外の無責任
宝くじ買って小遣い底をつき

川恵
民主党
民主党野田大ナマズに乗っ取られ
重いですナマズはのらりくらりして
おお見事自公民の大連合
自由吟
見てもいぬ全共闘を継ぐ世代
全共闘旗振り回す官邸前
気をつけろ再稼働陰地雷海

一志
民主党
民主党入れた自分を悔やむ日々
国民のために戦争いつか言う
自民より悪い政治があったとは
自由吟
時を経て歴史を刻む20万
若者がオジサン超えて非暴力
NHK腕章はずし官邸前

斗周
民主党
自民から自由を取っただけになり
まぁまぁまぁまぁまぁまぁと処分する
足下で活断層が動きだし
自由吟
虐待の親が判押す子の脳死
花金は耳をふさいで泥の中
聞く耳を持たない耳が音を聞く

奥徒
民主党
悪政と暴君だらけの国となる
怒りにもブレぬ党首の薄笑い
塾通い悪いことだけ覚え込み
自由吟
嫌われてまっすぐ飛べぬお友達
飛べぬ鳥ヤンバルクイナも腹を立て
上野へは熱い子育て支援の目

やせ蛙
民主党
民主党 ああ民主党 なさけなや
民主党 選んだあんたが 馬鹿なのよ
自由吟
銃口を 市民に向けるな 天を撃て
都民らの 町人一揆だ 思い知れ

なずな
民主党
目と耳をふさいでも来る金曜日
墜落をヘリコプターと競い合い
怒らない民と決めつけ大誤算
自由吟
警官に話しかけたい母心
原発の審判下る十七万
やがてその「大きな音」が世をかえる

白眞弓
民主党
「責任」が風船となり空を飛ぶ
民主いう民は一パーあとは屑
親石を動かす女子の三行半
自由吟
デモ警備気がつきゃリズム刻んでる
葉をひろげほうれん草が土護る
その法案すでに密約交わしてる

わかち愛
民主党
壊し屋も今や手をやく民主党
自由吟
紫陽花の革命祈るかたつむり

笑い茸
民主党
コンクリで封印をするマニフェスト
自由吟
火を灯す生爪剥がす消費税

英卯蝶
民主党
漢字読み民の心を読まない党首
反自公いつのまにか範自公
自由吟
官邸前檻の中から叫ぶ民

乱鬼龍
民主党
気がつけば官邸直下破砕帯
民主党こんなものさとこんなもの
民主党世界へ恥を晒け出し
自由吟
海の日に脱原発の大津波
世界中困る人ありほっとかれ
人生を賭けて命の詩を吐く


2013.06

ぶちの駄馬

しっとりと傘に抱かれて二人づれ
紫陽花の化粧済ませた雨上がり
夕立へ虹立つまでの喫茶店
自由吟
隙間風吹いてはいるが温かい
うしろ手でふすまを閉めて息ひとつ
泳いでも泳ぎ切れない父の海

斗周

黒い雨 宿りの軒も二年超え
涙雨降って固まる地がほしい
心には傘をさせない雨が降る
自由吟
好記録ウラで細工の球と票
隠蔽の意図はないけど内緒です
橋の下だけは嫌だと野宿人

奥徒

セシウムも嘘も流せぬ泪雨
誰だってわかる非難の雨嵐
どしゃぶりの予感いよいよカラ景気
自由吟
総所得ウソでごまかす詐欺口上
日仏が世界に恥を核輸出
三本の毒矢に的の乱高下

なずな

雨ふって地に滲みこんで脅かす
百均の傘でなくなる雨宿り
永遠の天から地へのおくりもの
自由吟
場所仕事ネライは雇用限定で
ワクチンのかげに犠牲の少女たち
公約で命の価値を比較する

エチゼンクラゲ

福島に今日も嘆きの雨が降る
梅雨時に統一球の嘘ばれる
安倍政治株乱高下雨あられ
自由吟
デモ規制djポリス登場か
放送後ワクチン推挙即中止
悪企業円楽よりも腹黒い

一志

参院選心の中は雨マーク
雨傘を遺物にしたらノーベル賞
雨露をしのいでテント600日
自由吟
橋下は七十五日猫かぶり
異次元の金は宇宙にばらまかれ
原発だめ輸出するなら憲法を

くさちふ

五月雨の 天から落つるは 死の雨か
この先は 恵みの雨に ならぬ雨
自由吟
廃炉せず 進む未来に 未来なし
除染事業 潤う先は 大企業
自国では 無理だと悟り 他国攻め

草地

汚染雨 十万年も 降り続く
自由吟
被災者が 被爆しながら 除染作業
アメリカの ご機嫌取りの オスプレイ

笑い茸

紫陽花に負けず雨傘デモの花
傘に脱原発と描く雨男
雨上がり地は固まらず五里霧中
自由吟
肉のない皿に出された太い骨
ユニクロを買って身ぐるみ剥がされて
国民に知らせたくない議事ばかり

やせ蛙

降ればやめ降らねば降れとは身勝手な
あおむいて大口あけ飲む天の露
自由吟
くんろくで9条ほかすわるだくみ
箱入りの娘気がつきゃ行かず後家
どうせ死ぬしりつつあがくこの未練

わかち愛

豊饒の大地に注ぐ汚染雨
フクシマは涙あふれて雨となる
情緒ある雨の日いまは鬱となり
自由吟
テント前公安ひとり会話聞く
いのちあるかぎり闘う時代がきた
紫陽花の革命急ぐかたつむり

乱鬼龍

干天の慈雨と言えども放射能
フクシマの雨は奈落へ降り急ぐ
ポタリポタリ雨も汚染を語り出す
自由吟
アベノミクス全面安の日も近い
百年で足らぬ河清を俟つ選挙
原発破綻やがて地球も破綻する

白眞弓

恵み雨厄介モノの運び屋に
雨降ればもっそり芽を出す被爆草
小雨でも傘もたされるわんぱくら
自由吟
遠雷だ 農家の被曝田の汚染
発電所地産地消で検索す
キーマンが写真参加の偲ぶ会


2013.05

ぶちの駄馬
さばく
告発に嵐が吹いて裁判所
アンコウのぶらさげられて魚の形
憲法のももいろになる第九条
自由吟
ジョーカーの裏を返せば愛だった
五月晴れ天使の座る雲がない
ブロッコリー鎮守の森の飾り付け

黄金餅
さばく
名誉毀損ヒラメ怒って提訴する
自由吟
吊り広告ほほ笑みながら金を貸す

なずな
さばく
民衆の怨念こもる裁判所
裁くのを忘れた民の亡国譚
権力のためにこそある裁きの場
自由吟
砂漠にもセシウム滲みる近未来
鉄の女死んだあとにも残すつけ
栄誉賞授ける僕が主人公

斗周
さばく
疚しさを法衣で隠し席につく
自らは法衣を隠れ蓑にする
入れ替えろ裁かれる人裁く人
自由吟
齧られて明るい未来要チュー意
科学技術 粋を集めるネズミ捕り
教師には法を守れと言う首相

乱鬼龍
さばく
裁かねばならぬ司法という虚構
この国をさばく包丁見当らず
右派言論裁けぬ公器なら要らぬ
自由吟
円高も円安もなくただプアー
気がつけばもんじゅの知恵はすでになし
原発ノーやがて資本にノーと言う

わかち愛
さばく
シャイロック裁くつもりが裁かれる
裁かれるテントひろばにある余裕
裁く民多ければこそ国変える
自由吟
憲法は国が裁かれ民裁く

一志
さばく
人裁くために必要神仏
医者判事人をさばいて金もうけ
天皇制裁かぬツケが今に来て
自由吟
九条が好きな世代は高齢化
人気落ちあせって自爆テロになり
暴言に風俗業だけ苦笑い

エチゼンクラゲ
さばく
テント村さばく資格のない役所
安倍政治さばく選挙は7月に
さばく人さばかれる人出る世間
自由吟
君が代ときみまろ同じ薩摩の出
フクイチで未だに仮設電源車
マジックで浄化したいな汚染水

白眞弓
さばく
鯵さばく手元が狂うセシウム値
原発のゴミは砂漠に埋葬す
裁判官落しものです11条
自由吟
慰安婦に依らねばドンパチできぬ軍
男とは哀れなものよ性の奴隷
幾万の子らの叫びぞ 脱原発

奥徒
さばく
判決に引っ込む道理通る無理
罪深い国に御慈悲を黒法衣
裁判官悪代官と聞き違え
自由吟
どっさりと富士の高嶺に降る利権
不良品海の向こうへ詐欺商法
人類の恥も定義の沙汰次第

raipati
さばく
壊憲派 裁かぬ前に 改憲か
自民党(自公民) 裁かぬうちに 壊憲か
官僚と みんなの党を さばきたい
自由吟
権力に なびく風下の 多数決(ポピュリズム)
そんなこたぁ 早うやめんか ケッコンせい
信ずるは 左右超えたる レインボー


2013.04

なす爺
空気
浅く吸うこの世の空気の塵深く
空気より元気が欲しいと殺気立ち
金持ちは高級空気をボンベ買い
自由吟
腹の立つことばかりなりアベノミス
沖縄の気持ちを潰す気百合小池
石原の厚顔不遜が維新なり

エチゼンクラゲ
空気
PMと原発空気汚す物
原発で汚れた空気どうするの
空気とは読むもので無く吸うものだ
自由吟
母病娘健気におバカキャラ
愛くるし笑顔を残し天国へ
テレビ見てぐうたらママの訃報知る

ぶちの駄馬
空気
繁盛亭空気までもが笑いだす
帰り着き旅の空気を出すカバン
父通るセンサー感知清浄機
自由吟
たっぷりとミルクを入れてうそにする
人生の開始天使のうぶ声で
堅物の壁だが中は暖かい

斗周
空気
脱原発の空気読めない政
嫌核の空気卯月の空に満つ
深呼吸できない里に緑萌え
自由吟
国民に裁判という銃を向け
違憲だと遠くから言う裁判所
右寄りと右と極右で為す政治

一志
空気
水空気ふるさと自慢奪われて
水の次空気をねらう民営化
本読まぬ世代読むのは空気だけ
自由吟
ダダ漏れでチェルノブイリをとうに超え
マイナンバー天皇付くの付かないの
刷れるだけ刷って国ごと擦る気なの

奥徒
空気
ペット水つぎは空気のボトル売り
2・5よりも危険は1から4
毒とウソ空気に混ぜてあの事象
自由吟
ハゲタカに異次元のエサながしこみ
裏庭を照らす不屈が星となる
天と地と命に唾を訴訟沙汰

勢子船
空気
空気よし水よし放射線なけりゃ
空気よみ顔よみ腹よみ出世よむ
パソコンでバブル投機の空気よむ
自由吟
バブルにはアベノミクスがよく効いた
安倍の毒ミクスで飲ませ国は下痢
抑止力北の脅威で空回り

やせ蛙
空気
水空気 のめぬすえない国がある
もうかるぞ空気の缶詰売り出せば
自由吟
中国に田中正造あらわれよ
思い知れお前は後期高齢者

乱鬼龍
空気
この国に違憲の空気充ちあふれ
ただならぬ空気の明日が視えないか
放射能深呼吸すらままならず
自由吟
地震国ナマズは今日も眠れない
就活のあげくの果ての五月病
次々と未知の断層喝を入れ

笑い茸
空気
不起立で教え子祝い空気揺れ
危険だと言えない町で子を育て
自由吟
ハードルも五年猶予で自動ドア
改憲でテロを呼び込む国づくり
設置済み事故起さない事象弁

なずな
空気
空気よむはてに戦争待ちうける
空気さえ敵になるのを知った春
空気さえ商品にする資本主義
自由吟
収束の二文字わらう汚染水
挑発を歓迎しますアブナイカク
手始めに保険自動車うばいとる

白眞弓
空気
砂場では息しちゃダメと母叫ぶ
爛漫の浪江の桜闇深し
これこそが民の声なり市レベル選
自由吟
TPP黒塗りばかりの納品書
無償化拒否いじめ教育成功す
テントをばふるさとと叫ぶ双葉民

わかち愛
空気
言いたいが気持ち押さえて空気読む
放射能空気と混ぜて吸ってます
フクシマの空気読めずにいる総理
自由吟
絶望の深淵を視て希望わく
満点をくれない神様のいじわる

差出人: 芒野
空気
放射能無い事にする世の空気
戦えと周囲の空気が強要し
息吐くと金取るしくみCO2
自由吟
毒塚の上に帰って住めと言う
花見ても経済効果とテレビ言い


2013.03

黄金餅
福島/フクシマ
フクシマをすっかり忘れて花見酒
自由吟
脱人間願う生きとし生けるもの

ぶちの駄馬
福島/フクシマ
原発がびっくりしたなと屋根飛ばす
半減期待つことできず移転する
被災地に気合で桜咲いている
自由吟
全て自由それに不自由させられる
貞操も金も無い家セキュリティ
真っすぐにまっすぐ走る頑固者

斗周
福島/フクシマ
兎追いし聞くたびに胸引き裂かれ
同郷の友にも吐くか「非国民」
心まで地割れの走るうつくしま
自由吟
支持率がやがて後悔率になり
トモダチの顔で奴隷を手なづける
隷属を同盟とする名和訳

エチゼンクラゲ
福島/フクシマ
フクシマに春が来るのはいつの日か
フクシマは常に踏み台され続け
福島は昔寒村今県都
自由吟
ニッポンはアベノミクスで空騒ぎ
東京でオリンピックはできるのか
日中韓世襲政治家領袖に

やせ蛙
福島/フクシマ
福島があばく日本の暗黒史
福島のうらみ晴れる日日本解放
福島に擦り寄る黒い金食い虫
自由吟
気をつけよう天から隕石地に原発
見よテント会津女のど根性
鬼嫁が死んで味噌汁インスタント

勢子船
福島/フクシマ
フクシマの名はグローバル脱原発
フクシマとヒロシマ悲劇の人類史
福島に盆正月の来る日何時
自由吟
非正規で春闘賃上げ恨めしい
日本より正気を先に取り戻せ
九条を三本の矢が狙い撃つ

奥徒
福島/フクシマ
あの日から遙か相馬の空を恋い
安達太良の本当の空消える日々
白河の向こうに無理を置いてゆき
自由吟
二年目の春をあの日の風が舞う
あの悪夢癒やせぬままのこの悪夢
非正規はおこぼれからも差別され

哲治
福島/フクシマ
フクシマが技術神話で隠される
世界語のフクシマ禁ず事故の国
金曜日フクシマ隠し許さぬ日
自由吟
株上がり命の叫び消されゆく
交渉に国益託し荒野見ず
抜けられぬヤクザな世界TPP

白眞弓
福島/フクシマ
崩れたる墓石に手向く彼岸の香
張り付いた土台が示す我が家位置
穂孕みに手を添え汚染確かめる
自由吟
痛みから解き放たれてシーツのシワ
弟(おとと)逝き髪切る音の響く昼
死の床で笑ってみせるカッコ付け

なずな
福島/フクシマ
ひきさかれた痛みは深く二年過ぐ
棄民という現実を知る二周年
あの恐怖忘れ景気におどる春
自由吟
回復の主権さし出すTPP
道徳が何より好きな好戦派
立て歌え戦争準備万端に

一志
福島/フクシマ
福島の女日本のウソを撃つ
ゼロ掲げ福島自民選挙勝つ
絆より連帯ほしい避難民
自由吟
公用語英語にしますTPP
グーグルで東電打つとウソと出る
オバマとの密約かかえ腹痛に

笑い茸
福島/フクシマ
ゼネコンに盆と正月福の島
孫たちが遊びに来ない家にされ
自由吟
ニッポンをTPPとつつく鷲
連合の張子の虎が首振れず
国外へ沖縄移設主権の日

わかち愛
福島/フクシマ
天高くフクシマ積もる汚染かな
フクシマを忘れないでとこだまする
フクシマを福島にして返したい
自由吟
腹太の方針掲げおばちゃん党
おばちゃんの目線で政治やってみる
右翼きて句会も締るテント村


2013.02

ぶちの駄馬
卒業
のびのびと育て卒業先に延び
卒業式学び嫌いも泣いている
風を受け卒業証書船出する
自由吟
頑固者倒れて家族結びつく
神様が卒業させるまで生きる

勢子船
卒業
卒業が失業となる世を憎む
暴力を残して卒業したキャプテン
九条を支える原発卒業生
自由吟
株為替額に汗して投機する
投機してアベノミクスに酔いしれる
株為替金即是空の大博打

エチゼンクラゲ
卒業
原発を卒業するはいつの日か
卒業の季節がすぐにやって来る
貧困を卒業できず節分会
自由吟
演歌歌手紅白出ればギャラ上がる
付き合いは昔も今も難しい
日本人もうどうなろと知らないぞ

哲治
卒業
卒業が明るい未来閉ざす今
非正規の卒業阻むグローバル
新聞とテレビ卒業、ネット凝る
自由吟
憲法を黒く塗り込む自民案
解説にアイヌが出ない2月7日
職安でパソコン向かう寒い日々

一志
卒業
金欠を卒業したい川柳班
卒原発そんな言葉もあったっけ
卒業式不断の努力試される
自由吟
照射でも放射能なら眼をつむり
来年はギリシアかアルジェかスペインか
派遣村アベノミクスで甦り

乱鬼龍
卒業
体罰のトラウマ癒えず卒業す
卒業歌賃金奴隷となる門出
いいかげん卒業したい資本の世
自由吟
フクシマの春は尖って天を突く
体罰の中に軍国主義が生き
国土強靱よってたかって国を喰う

なずな
卒業
日の丸が大きな顔で見張ってた
卒業を延期させたい就活生
ガンジーをわが師と仰ぎ卒業す
自由吟
貧困と生活保護を競わせる
体罰の余波が津波とふりかかる
誤認逮捕つみ上げてなお出す写真

やせ蛙
卒業
君が代を歌うな晴れの卒業式
入学も卒業もないわが人生
いつまでも卒業できないこの世界
自由吟
あああああ歌う君今年七十歳
離縁状脅しなるよなシャンじゃない
三行半川柳で書けばどうなるの

白眞弓
卒業
安倍さんよ戦争ごっこいつ卒業
人生を卒業の友また一人
引き出しの胸のボタンも色あせて
自由吟
オスプレイ国防軍を露払い
内ゲバの鎮魂の歌筆は武器
軍持てば戦争したくなる子ども

笑い茸
卒業
原子の灯送る蛍の光いい
自由吟
遺言の通りお棺に防護服

斗周
卒業
六三三我が師の裏も見て育つ
中退も恥ずかしくない原子力
ねぇセンセイ日の丸よりも生徒見て
自由吟
動作確認よそでしているSPEEDI
人よりもコンクリートへ戻る愛
狭い井戸カワズはみんな仲がよい

奥徒
卒業
旅立ちの夢は空気を読んで捨て
この先は現実という鬼が住み
学校という監獄の出所式
自由吟
衣も食も株と為替に見捨てられ
挑発と騒ぐチャンスの下心
尊厳が闇に光を投げ返し


2013.01

睦月呆介

蛇の殻また何食わぬ顔をする
蛇行するたびに泣いたり笑ったり
蛇口から思いの丈がほとばしる
自由吟
ネクタイを叩けば落ちる欲と嘘

一志

九条に元気出せよとマムシ酒
九条が悶絶コブラツイストで
毒へビが三百たむろ永田町
自由吟
もう一度昭和史やるの安倍自民
東条が復権近いと墓揺らし
新政権内閣メンバー旧政権

ぶちの駄馬

雨の朝まるで大蛇の傘の列
脱皮して巳年の老いも若くなる
蛇の皮入れて財布に夢持たす
自由吟
肩書を脱いで身軽な浮浪雲
取り調べ可視化で化粧うまくなり
エンターキー打って宴を春と決め

中村のぼる

官僚は自民回帰へ色かえる
自由吟
探してもどこにもいない青い鳥
こんどこそこんどこそとて宝くじ

哲治

蛇皮の財布買っても銭増えず
執拗に改憲狙う蛇の年
自民党一皮剥けず金散布
自由吟
何故だ何故、フクシマ忘れ逆戻り
主権者が選挙で壊す民主主義
たきつけて自分が行かぬ戦争屋

やせ蛙

冬眠がさめてうごめく蛇の群れ
巻きついた蛇切り落とす鎌を研ぐ
自由吟
わが娘片付け損ねたおひな様
さまざまな不幸見つめて育つ子介護さん

奥徒

長いものには巻かれろがアダとなり
アメリカのヘビはカエルと同盟し
ハブよりも怖いオロチが基地に棲み
自由吟
美しい国は死票の山にでき
政治とは悪事のことと思い知る
天井の裏は秘密の隠し部屋

わかち愛

参院選かま首そろえ策を練る
改憲の足音迫る蛇の年
かま首を官邸前へ向け叫ぶ
自由吟
正造さんあんたが総理やっとくれ
雪しきり二十歳の袖も震えてる

斗周

参院選までは毒牙を隠す蛇
藪つつき毒蛇出した選挙民
母さんの蛇の目の傘も死語となり
自由吟
そういえば前にもあった期待感
誰かやるだろうとみんな復興相
アレとナニ駆使して話す母の愛

なずな

毒蛇の毒もかなわぬ核汚染
地を這って神には見えぬものを見る
知恵の実を授けてなぜか悪者に
自由吟
生命(いのち)より利権を先に救い出す
人質のいのち軍備にすりかえる
安全を空にかなたに放り投げ

エチゼンクラゲ

蛇のよう片腹痛し安倍総理
伊勢崎のスネークセンター干支の年
蛇の年早くも悲報アルジェリア
自由吟
国会は議事堂の塔多宝塔
自民党統一教の思うつぼ
大阪で号令一下桜散る

芒野

細長く脱原発へ狡猾に
自由吟
名ばかりか管理してるの在庫だけ
ランチタイムニュースが喉に詰まりけり

白眞弓

とぐろ巻く人も減ったり同期会
政府より白蛇の財布あてになる
菱蛇をきりりと巻いて出初式
自由吟
バブルバスみんなそろって乗車拒否
そう来るかならば2パーのダイエット
軍服の吾子の背送る初の夢

笑い茸

軍備費がカマ首もたげ福祉喰う
蛇足にも下駄を履かせて予算とる
蛇の皮財布の中で足を出し
自由吟
ぬかりなく手抜き調査の手が抜かれ
山清水汚した政治呑めますか
石橋の打音検査で聴く軍歌

乱鬼龍

放射能まみれでヘビはやせ細り
金運の無さ初夢もヘビが逃げ
ヘビの眼から見てもこの世は嘘だらけ
自由吟
お前こそさっさと死ねと高齢者
邦人救出錦の旗は血に飢える
アベノミクスたちまちアベノミスとなる